【自炊】学生一人暮らしのパスタを使った食費節約料理 必要な食材・調味料について
自分は学生の一人暮らし経験者です。
一人暮らしをしているとやっぱりネックになってくるのはお金でしょう。
自分の場合はファッションとかにはそれほど興味はなくて服やアクセサリーにはあまりお金をかけていませんでした。
ただ、食べるのが好きでどうしてもエンゲル係数が高くなってしまうどうしようもない生活をしていました。
そんな学生の一人暮らしでの食費のお供としてよく挙げられるのはもやしではないでしょうか。
確かにあれはとんでもなく安いです。
でも安いだけですよね、あまりバラエティーが無いです。
個人的に独り暮らしで食費を浮かせつつ、食事自体も楽しめる料理はパスタだと思っています。
上の画像はちょっと盛り付けがだだくさで申し訳ないです。
画像のパスタは基本的なトマトソースパスタにベーコンを加えたものでシンプルながらとってもおいしいです。
このパスタですが原価の中の材料費だけで行ったら400円しません。
それなのにこの量!!そしてソースをもう少し丁寧に使えば2食分にはなります。
今回はそんなパスタを使った節約術について自炊経験を元に食材とそれに合ったレシピを中心にまとめていこうと思います。
必須食材・調味料
まずは必須食材。
これらが無いとパスタに関しては何もできないレベルの食材と調味料を書いていきます。
パスタ
パスタにはいろいろありますがとりあえずは一番無難なスパゲッティ(画像の麺です)を用意しておけばいいでしょう。
太さはそれぞれの好みでいいです。自分は1.6~1.7mmのものを愛用しています。
これはアルデンテにすると非常に美味。
また、ペンネ(穴が開いている奴)もコスパの良いパスタですね。
塩
さすがに塩が無いことはないと思いますがパスタを茹でるときや調味料として使用します。
最終手段として伝説の塩パスタを作ることも可能。
胡椒
胡椒は塩とセットでおいておきましょう。味を調えるのと肉系のソースで必要になってきます。
カルボナーラ好きなら粗挽きがあればいいでしょう。
ニンニク
ニンニクもパスタ料理では必須クラスの材料です。
中国産は安いですが自分は国産を使っていました。
唐辛子または鷹の爪
香辛料である唐辛子も常備しておきましょう。
鷹の爪でも大丈夫です。
オリーブオイル
パスタ料理には欠かせない油。
香りについてはエクストラバージンオイルがオススメ。
ただ少し高いです。
なのでEXバージンオイルは最後にパスタに風味づけとして欠ける程度に使うのもいいかもしれません。
火をかけると香りは飛んでしまったりするので火にかける際はもう少し安いオリーブオイルでもいい気がします。
これらで作れる料理 ペペロンチーノ
ここまでがパスタ料理を作る際に必要な食材の最低ラインです。
上記の食材を使って作ることができるのはペペロンチーノ。
現地では絶望のパスタと呼ばれ、最低限の食材でしか作ることができない料理をまさに表しています。
ただ、味は普通においしいですよね。
簡単にレシピを書くと、
ニンニクを輪切り、みじん切りにして時間差で火にかけたフライパンに入れたオリーブオイルで香りを抽出し、さらに唐辛子を入れます。この際にすでにパスタはゆで始めておきます。
その後、ニンニクがある程度茶色くなったら茹で汁をニンニクと唐辛子が入ったフライパンに入れて乳化させます。
その後、火をかなり弱くしてパスタをフライパンに入れて和えて塩コショウで味を調えればペペロンチーノの完成です。
ここで大事なのはニンニクと唐辛子の味などをオリーブオイルで抽出することでこれが様々なパスタの基本となります。
できれば常備しておきたい食材
必須食材ほどではないですができれば常備しておきたい食材を紹介します。
ここからは各食材のところに簡単なレシピが載せられそうなら載せておきます。
トマト缶(ホールトマト)
上記のペペロンチーノで乳化させる代わりにまるごとホールトマトを入れれば、その水分によって乳化みたいな現象が起こります。
そして、あとは普通にパスタを入れたらシンプルなトマトパスタが完成。
トマトは火にかける時間が短いと酸っぱくなってしまうのでそのあたりは自分で様子を見ましょう。
ベーコン
ベーコンがあるとパスタの幅が広がります。
冒頭で紹介したトマトベーコンパスタにもできますし、ペペロンチーノに加えてもおいしいです。
ベーコン自体に塩気があるので塩の量には注意しましょう。
他にはカルボナーラや様々な野菜を使ったオイルパスタに使用することも可能です。
バジル・オレガノ
バジルもオレガノもハーブの一種。乾燥したもので十分です。
トマトを使ったソースに加えればおいしくなります。
パセリ
パセリも乾燥したもので十分です。
基本的には最後に振りかけて見栄えと風味を良くします。どのパスタにも合います。
ペペロンチーノの進化系であるアーリオオーリオペペロンチーノではパスタを入れる前にソースに投入します。
アンチョビ
アンチョビも用途が多いですね。
ただ、これは好みがあると思うので好きな人なら常備しておいていいでしょう。
塩っ気がかなり強く、ソースに入れる塩は要らないと思う時もあります。
ペペロンチーノにもトマトソースにも投入可能ですが、投入するのはニンニクと唐辛子をオリーブでゆっくり炒めているときにします。
ソースに水っ気があるときに入れると生臭くなってしまうので。
トマトソースと聞くとジョジョの娼婦風パスタを思い浮かべがちで確かにあの料理もおいしかったです。
もう一つオススメなのはブロッコリーをくたくたになるまで茹ででもさもさした部分をフライパンの中で潰してソースにするパスタがあるのですがその具材として使うという調理法です。
パルメザンチーズ
パルメザンチーズは必須食材と迷ったのですが一応こちら側に入れておきます。
塩パスタにかけるだけという荒業も可能ですが基本的にはトマトソース系の上に最後に振りかけます。
また、カルボナーラを作る場合はこれをクリームに入れるだけでいい感じになります。
固形ブイヨン
固形ブイヨンは野菜を使ったパスタに入れると味わいが深まります。
ただ、これもしょっぱいので量と最後の方の味見には注意が必要です。
卵
卵は常備するというかパスタ関係なく家にあるかもしれないです。
カルボナーラや和風パスタに使うことが多いです。
納豆があれば納豆パスタの上に卵黄または温泉卵として乗せるだけで美味しいです。
玉ねぎ(エシャロット)
玉ねぎはトマトソースパスタや他のオイルパスタをはじめ様々なパスタに入れると独特の甘さと国が出て美味しくなります。
無くてもいいですが余裕があれば使ってみるのもいいと思いました。
ちなみにこれはエシャロットでもいいのですが日本で「エシャロット」と名づけられている食材はなぜかラッキョウの仲間です。(農学部の講義で初めて違和感に気づきました。)
本来エシャロットは小さな玉ねぎのような食材ですがあまりスーパーとかで見かけないですね。
本来の意味でのエシャロットがあれば使ってみたほうがいいですがラッキョウの方は使ってはいけません。美味しくないです。
バター
バターもできれば置いておきましょう。
使うかどうかでコクが全然違います。キノコパスタと相性抜群です。
普通に使うと焦げる温度が低いのでオリーブオイルと一緒に火にかけてすぐに焦げるのを防ぎます。
一応ここまでの食材があればある程度のバラエティの料理ができます。
後はその日に作りたいパスタに合わせて生鮮食品を買っておくという感じでしょうか。
さらに上を目指して
ここからは手間のかかるパスタに必要な食材などを少しだけ紹介しておきます。
赤ワイン・白ワイン
赤ワインはミートソース系に、白ワインは魚貝パスタ系に使用します。
魚介パスタについては
①オリーブオイルをフライパンに入れる。
②ニンニク、唐辛子を投入。
③下処理した好きな魚貝類(魚の切り身、貝、エビ、カニ)を適度フライパンで熱する。
④白ワインを投入してアルコールが飛んで、魚貝エキスが出るまで煮る感じにしてソースを作る。
⑤パスタ投入。
で普通においしい魚介パスタができます。③と④の間にフレッシュトマトを加えても良いでしょう。
赤ワインは肉料理系のパスタに使います。
ボロネーゼとかが代表的かもしれません。
固い肉を赤ワインで煮て筋を柔らかくするのですが煮込み時間をしっかり意識しないと酸っぱくてちょっとえぐみのある味になるので注意が必要です。
それにトマト缶やセロリ、玉ねぎなど他の材料も多く必要で節約料理とは少しかけ離れた贅沢なパスタになってきます。
上を目指して、とか書いておきながら常備できそうなのはワインだけですね。
まとめ
今回紹介した食材は一気に一覧みたいにしてしまったのでお金がかかるように見えがちですが適量を使っていけば毎回の食費はかなり安く抑えることができます。
安く抑えることができるのに非常においしくてコスパは優れています。
なので一人暮らしの学生の節約には結構貢献するんじゃないのかなぁと思います。
何気に一番使用回数に対してお金がかかるのが国産ニンニクだと思うのであまり使いすぎないようにした方がいいかもしれません。
また、市販のパスタソースを各種置いておくと、最悪パスタとオリーブオイルと市販のパスタソースだけでそれなりのクオリティの料理を食べることが可能です。