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【厳しい?】農学部の就活・仕事内容とかについて語ろうと思う【就職先が無い?】


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とうとうこの話題に踏み込むことが来た!!

 

農学部を志望する高校生、

就活を控えている・院進学を考えている在学生の方、

この記事はあまり参考にしなくてもいいです。

あくまで戯言なので。

 

 

自分はちょっといろいろあってめんどくさいことになってしまったのですが一応就活をしていました。

 

巷ではいろいろ言われている農学部の就活

しかし、農学部生の特殊性の薄さ(あくまで自分はそう考えています)、絶対数の少なさなどの要因でブラックボックスっぽいところもあると思います。

 

そんな農学部生の就活事情を自分の知っている範囲で書きなぐっていこうと思います。

 

 

農学部の就活って厳しいのか?

まず、農学部の就活って厳しいのかということについて。

これに関しては正直交友関係が広くなかった自分は統計的に有意な情報を披露することができません。

 

なので、本当に自分を含めて身の周りで見聞きした情報のみを扱っていきます。

 

ちなみに自分が在籍していた学部学科のレベルは中の上くらいでしょうか。

このレベルは入試偏差値がどうこうというのではなく学部学科自体の勉強の質や種類が就職に向いているかどうかで判断しています。

ある程度の入試偏差値の大学の機械・電電などは上の中以上だと思ってください。

 

前置きが長くなりました。

本題に移ります。

 

農学部の就活は厳しいのかということについてですが理工系と比べると厳しいというのが印象でした。

 

っていうか理工系の連中の就活の無双感がヤバかったです。

自分があまり順調に就活が進んでいなかったのと、見聞きした理工系の人達が体育会系の部活にいたからというのもあるかもしれませんがcore30、large70を筆頭にシェアトップのメーカーにバンバン内定を貰っていた印象です。

 

それに比べると農学部はそこまで順調ではないのかなぁという感じがしました。

 

推薦も一部を除いては理工学部に比べて幅は狭いようです。

 

ただ、これはしょうがないかな、というのが実のところを言うと本音。

 

だって理工学部の人たちって本当に忙しそうですもん。

 

レポート実験講義の多さが農学部の比ではありませんでした。

 

それだけやっていれば確かに企業からの評価は高そうですよね。

 

例え学部卒でもある程度の専門的な職種のための土台や勉強姿勢は身についていると思いますし。

 

多分この勉強量の違いが農学部と理学・工学系の学生との差の一つなんじゃないのかなぁと思います。

 

ただ、前提として理工系の学生が就職するであろう企業のような組織の採用人数は多いです。

それも含めた結果が農学部生との違いなのかもしれません。

 

農学部の就職はそこまで厳しくはないです。

ただ、残念なことに近くに理工系の学生がいるとどうしても農学部って厳しいって思ってしまうと思いました。

 

 

就職先が無い?実力勝負なんだよなぁ

かなり過激な意見として農学部は就職先が無い(これはさすがに言いすぎですが)というものを見ます。

 

いやいやそんなことはないから笑

 

少なくとも自分の経験上はある程度選んでも内定はもらえる感じがしました。

 

でも農学系の企業って何か思い浮かびますか?

狭き門を考えると農水省とか国際協力機構とかでしょうがそんなのは東大京大とかがメインでしょう。

他にはJTでしょうか。確かに飲料とN. tabacum(この辺はアドセンス違反をしそうなので学名で)をはじめメジャーから珍しい品種まで栽培をしていますね。

でもこれも普通に難関ですし・・・

 

食品飲料ですとサントリーキリン味の素とですかね。

確かに先輩の内定事情とか見ていると内定先にこれらの企業はあります。

 

でもその先輩って内定報告書を見る限りすごいバイタリティ溢れていて先のことを考えてどんどん行動して、学生時代にも自分を磨いていた感じがビシビシ伝わってきます。

 

以上が多分一般的に知られている企業ではないでしょうか。

 

うーん、少ない。

 

理工系の就職先として思い浮かぶ所ってメーカーですがその数って無茶苦茶多いですよね。それに対して有名な農学部の就職先って少し少ないのでは???という感じがします。

 

 

じゃあ、もう少し踏み込んでいきましょうか。

 

例えば種苗会社

一般的にはあまり聞かないかもしれません。

でもサカタのタネとかタキイ種苗って農学部の就職先としてはかなりうらやましい企業ですよ。

 

他には商社。例えば三菱食品

食品商社ではトップシェアです。ここも入ったらよさげですね。

三菱食品は合併して間もないので知名度はほとんどないですがそれでもかなりの大企業です。

 

後は銀行でしょうか。銀行といってもメガバンク・地銀ではありません。

農業関連の銀行です。

農林中央金庫とか日本政策金融公庫の農業部門とかです。

名前からしてすごそうですが実際にすごいですよ。

特に農林中央金庫ですが先輩からJTより難しいかもよ、と言われました。

まあJAバンクの総本山みたいなところで資本金も日本の銀行で5位ですし(1位ゆうちょ、2~4位3メガバンク)その規模もとんでもないです。

 

 

そうそう、JAといえば全国区の全農をはじめ各地域にも支部がありますよね。

JAは数撃ってみるといいかもしれません。

 

ここまで書いて何が言いたいかというと

農学部の勉強内容を活かした就職先って少ないよ、難しいよ

ってことです。

 

もしも今挙げた企業に入りたいとなるとそれなりの準備をして、ある目標に夢中になってその目標を達成、していないとしてもどれだけの覚悟で挑んだのかの経験、それに人物としての優秀さなどが高レベルで必要になってくると思いました。

 

農学部在籍っていうのはあくまで志望動機の一環程度ではないでしょうか。

それと、何をやっていたのか説明する材料。

 

結局のところその人本人の実力が大切になってくるわけで就職先が無いなんてことはないと思います。

 

後悔しないために

ちょいちょい自分語りをして申し訳ないのですが自分はもっとこうしておけばよかったって後悔した時があります。

 

その内容についてまとめます。

 

学内合同説明会に出る

学内説明会って正直めんどくさかったです。

就活のスタートでエンジンもかかっていない時期だったので。

でもこの学内説明会は出れるだけ出たほうがいいです。

向こうからきてくれるんですよ???

それも自分の大学に興味がある組織が。

 

しかもアンケートを元に個別電話とかしてくれことも。

 

合同説明会は最悪そこまで重要視しなくていいかもしれませんが学内説明会は就活初期では最重要なので必ず出ましょう。

 

OB訪問は・・・

OB訪問がいいみたいな意見をたまに見ますがこれは企業次第ですかね。

 

学内単独説明会

合同説明会の少し後には学内単独説明会がありました。

これは正直出ておけばよかったって後悔しています。

向こうからきてくれることには変わりないですし、多分そこの出席が1次審査とかで影響してくると思います。

 

就職課

就職課も最初は入りにくいかもしれませんがかなり親切に対応してくれました。

迷っていたら入って相談してみましょう。

自分は相談したのが割と遅い段階だったのでもっと早く相談するべきだったと後悔。

 

 

 

以上が就活について思った個人的な話です。OB訪問は公開ではないのですが頭の片隅に入れておいた方がいいかもしれませんね。

 

公務員・半官半民(独立行政法人など)という選択肢

個人的にいいなぁと思うのは公務員半官半民の就職先です。

農学部生で公務員志望は多いと思います。

 

民間と併願できますし、試験という明確な基準があって農学の職種があるという非常にありがたい就職先ですね。

 

あと個人的に見ておいた方がいいと思うのは半官半民の組織。

どういうところかというと独立行政法人とか国立研究法人とかです。

 

国立研究法人の研究職は博士後期以上の公募で募集なのでちょっと特殊ですが事務職員なら受けることができます。

 

また、独立行政法人もいい感じです。

 

採用方式は民間に近いですがやれることは公共性がありますし、農業関連の知識を使うことができます。

例えば独立行政法人都市再生機構、いわゆるURですがこれは農業と関連無さそうに見えて緑地部門があったりと意外なねらい目があります。

 

実は自分もこっちの方面でいい感じに進んでいました。

 

院進学と就職

自分は就活か院進学かで揺れ動いていて結局就活方面に行ったのですが農学部院の就活ってどうなんでしょうか。

 

自分の周りでは院進学をする人はそこまで多くなかったです。

 

大学に長くいる人に聞いたところ就活が思うように進まなくて院進学をする人も結構いるみたいでした。

 

院進学をして再び就活をして自分の納得するところに行った人は5割、つまり半分程とのこと。

 

また、就職先も専攻分野とは違っていることもあるようです。

 

一方で学部のころから挽回した人もいて就活だけでも見ると院進学も個人次第というところでしょうか。

 

 

仕事内容は多種多様

農学部卒で就職した人を見ていると本当に就職先での仕事内容は多種多様です。

県庁に行って農家さんと作物の協力をするようなイメージ通りの仕事もあります。

また、大手食品メーカーに行く人もいてこの人も王道な感じがしました。

 

対して、芸能界に入ったり(すごい!!)、SEになったりと全く畑違いの方面に行く人もいました。

 

自分はSE業界で働いていた人に話を聞く機会があったのですが結構農学生物系からSE業界に来る人はいるみたいです。

 

実は農学部ってそこまで専門性が高くないんですよ。特に学部卒は。

ただし、化学系、つまり農芸化学系は除きます。

かといって農家になる人は実家を継ぐ人くらいな印象。

 

逆にこれを活かして様々な業種や仕事内容にチャレンジできるという考えもできますね。

 

農学部就職の実態まとめ

農学部は確かに理系というくくりで見ると理工系には及びません。

専門性がそこまで高くないからです。

 

逆に言うと様々な業種にチャンレジはすることができそうです。

 

別に理系職でなくても事務系でも大丈夫です。

 

様は本人次第という感じですね。

学部としてのレッテルは薄くて本人の実力が試される印象でした。

 

就活を目標に大学生活をするのは嫌、っていう人がいると思います。

別に就活を目標にしなくてもいいので何かにチャレンジをするって大切です。

自分はそのようなチャレンジ精神が足りなかったのですが今思うと大学はリスクがほとんどなくて新しいことに挑戦できる期間でもあります。

 

後々になって気づいたらそれが就活にもいかされるかもしれないのでまずはチャレンジ精神を大切にするのがひょっとしたら農学部生に必要になってくるのでは?と思いました。

 

だって、農学部って理工系に比べたら時間ありますし(忙しい農学部生はすみません汗)。