個別塾講師のバイトの面接の内容と合否・服装・学歴で思ったこと
久々に個別塾の講師アルバイトをしていた時の事について体験をもとに書いていきます。
今回は個別塾の塾講師のアルバイトについて
1.面接はどういう感じか
2.面接や勤務時の服装はどうなのか
3.ぶっちゃけ講師の学歴ってどうなの 学歴フィルターは?
という内容を中心にまとめていきます。
ちなみに当時の自分の紹介を簡単にすると
・関東に住んでいた
・理系
・理数なら大丈夫(な気がする)、英語は中学生まででお願い!、国語はやめて!!、社会は地理ならオッケーb
という感じの講師でした。
塾講師アルバイトの面接
塾講師アルバイトには2段階の選抜があります。
一つ目は筆記試験、もう一つは教室長との面接です。
自分は塾講師のアルバイトを二つ受けていて一つは落ちてもう一方に受かったのでそちらに勤務しました。
落ちた方をA、受かったほうをBとして今後は話を進めていきます。
筆記試験について
筆記試験は基本的に中学までの内容です。
特に英語と数学のウェイトが高い印象。
自分が落ちた所の方が少し問題は難しかったです。(Aの事です)
受かったところよりも落ちたほうを中心に書いておきたいので難しい方についてもう少し踏み込みます。
ただ、難しいと感じたのは自分が大学受験を終えて半年以上たっていたことと、初めてのバイトの応募で緊張していたのも多少なりとも影響していたかもしれません。
「因数分解をしなさい」みたいな問題が出た時に襷がけで解いていたら、「あれっ、これってまだ虚数で因数分解できるよな・・・」みたいな考えに至ってしまうほどテンパっていました。
普通は虚数の範囲で因数分解する場合はそのような言及があるはずなのに・・・
また、AではいわゆるSPI(就活とかでやるチョーめんどくさいモニターテスト)のような性格診断テストも受けました。
早く答えなさいと言われているのに時間がかかったりと散々だった思い出。
一方、Bについてはそこまで難しい問題はなかったです。
事前に中学の範囲だよって言われていたからかもしれませんが解法はすぐに思いつきました。
一般的に塾講師バイトは人手不足です。
人手不足が勤務過多を生んでその結果、人が辞めていってさらに人手不足になるというブラック業界チックなスパイラルを感じる部分もよくありました。
そんな、塾講師バイトですがBの試験でもそこまでザルではなく自分が受けた時は2/3の合格率でした。
いやいや、高いやん、むっちゃ倍率低いやん。
って思うかもしれませんが形式上の試験だと思っていた自分は少しこの辺りは驚きでした。
やはり生徒様の将来の一端を預かるわけですから入ってから育成することもありますが適正はある程度見ているようです。
面接について
面接は自分がこの世でかなり憎悪するシステムです。
今まで何回か面接は受けていたのですが当時はこの塾バイトの面接が人生で一番胃が無くなりそうな思いをさせられました。
Aでの面接は世間話から入りました。
ただ、勤務先についての希望を聞かれた時自分は
「○○駅以内でお願いします」(具体的な数字は忘れました)
といったところ
「えっ それじゃあ足りないよ もっと範囲広げてくれないと」
みたいなことを言われました。
この辺りは自分と面接官の方との認識の違いのようです。
てっきり近場で勤務できると思ったのですがそんなことはありませんでした。
そして、これがおそらく決定的となり空気は変わらずにそのまま面接は終了。
後日、紹介をしてくださった仲介業者の方を通して不合格が告げられました
理由を聞いたところ希望教室が定員に達したとのことですがこの時は本当にそれだけかどうか怪しみました。
その後、紹介されたのがBです。
ここでの面接ですが筆記が通った段階でほぼ合格のような感じで後は勤務日と希望教科を聞いて、少し教え方のデモンストレーションをして解散でした。
Bは電車こそ使いますがそんなに離れている駅ではなかったので立地的には満足です。
塾講師アルバイトの服装
塾講師アルバイトの服装ですが自分の場合は面接から勤務の時までずっとスーツでした。
というか多分こういう形式の塾がほとんどではないのでしょうか。
一部の塾では私服の上に白衣を着るだけでいいという所もありますがそこまで多いとは思いません。
スーツで勤務するのでTシャツとカッターシャツは複数必要です。
また、夏が正直しんどかったです。
クールビズはありますがそれでもTシャツとカッターシャツ・ワイシャツを着て勤務です。
Tシャツとカッターシャツの間に空気の層ができて実質3枚分の熱の逃げにくくさを持つという話を聞いて以来クールビズでさえも非常に嫌でした。
肌シャツには本当に憧れていた時期です。
また、服装だけでなく、基本的に塾は髪型もある程度は清楚にしておかなければならないというルールもあります。
塾講師アルバイトの学歴について 学歴フィルターってあるの?
塾講師のバイトって自分は始める前は
「頭いい人ばっかりだったらどうしよう」(関東はレベルの高い大学が多い)
「学歴フィルターとかあるのでは」
みたいな不安もありました。
※ここで言う「学歴」とは「学士、博士前期、博士後期」のような進学経歴を意味するのではなく入試偏差値がどれくらい相当するかという意味として使っています。
ただ、先ほども書きましたが業界全体で人手不足感は否めません。
入れ替わりも激しいです。
なので学歴フィルターというものは存在しないという印象でした。
筆記さえ通ればオッケーです。
指導力と学歴
指導力、つまり教えることができる能力はやっぱり学歴のある人の方がいいのでしょうか。
自分の経験上は基本的に学歴と指導力はある程度比例していました。
それでもいわゆる有名・名門・難関でなくとも十分な指導力を発揮している講師がいたりと結局のところそのバイト先で身に付けて発揮する実力次第でしょう。
実力というのは何も難しい問題を解くことができる、ということだけではありません。
例えば小中学生にしっかりと分かりやすく教えて生徒の確実に成績を上げる事ができるのはかなりの実力者と言えます。
このような方は高校生が持ってくる難しめの問題を解けないとしても十分評価されるに値する人物で生徒とその保護者からの信頼も厚いです。
具体的な学歴は?
じゃあ実際に具体的な講師の学歴はどうだったのか。
おそらく塾バイトを始める前の自分だったら知っておきたい内容だと思います。
自分のいた教室の構成について振り返ってみると
一橋・東工大クラス 1人
早稲田・慶応クラス 2~3人
上位国立クラス(学芸・外大・農工大など) 1人
マーチ・地方国公立クラス 4~5人
その他 4~5人
※「~」は入れ替わりも考慮した大体の値という意味です。
という感じです。
自分の居た教室はレベルが高い人がいるみたいなことを言われていました。
実際に対応可能な教科とその難易度は結構高かったのでそのあたりはかなり柔軟に指導できる体制が整っていました。
ただ、他の人に塾の状況を聞いているともう少し敷居は低いかなという印象です。
地方とかですと旧帝大の人が一人いれば浮いたりする事もあるようでした。
まとめ
今回の塾講師バイトについての内容はすでに勤務している人ではなく、どちらかというとこれから勤務しようかな~応募しようかな~と思っている人向けだと思います。
筆記試験については基本的に中学までの内容がメインで出ることがほとんどです。
それ以上のレベルが出そうな場合はそもそも対象とする生徒もかなりの学力を持っているので特殊な覚悟が必要になってくるかもしれません。
また、面接は実質バイトの要項確認みたいな感じで進められます。
その際に勤務可能な範囲や勤務日、指導教科についてはある程度話しておいた方がいいです。
服装については面接時はスーツが安定で、勤務する際にはどのような服装がいいのか面接のときに言われると思います。
そもそも、下見というか面接後にすでにいる講師の様子を見ることができるのでその時に服装もチェックしておきましょう。
最後に気になる学歴です。
塾講師は結局のところ実力勝負です
例え学歴にそこまで自信が無くとも地道にしっかりと丁寧に分かりやすく教えて生徒の力を伸ばすことは十分可能です。
個別指導はいかに生徒と信頼関係を築いて、しっかりと自分の言う通りに勉強してくれるようになるのかが大事なことだと思います。中学生までは量をこなせばある程度成績は伸びるのでそのためには信頼関係は必須です。
当時自分は効率重視で授業中に重要なことは覚えればいい、宿題は一番効率がいい問題を出す、みたいな方針で授業を行っていました。
確かに入ったばかりの生徒は今までにないやり方と勉強の仕方で急激に成績が上がることがあります。ただ、結局効率が甘さにつながる可能性もあるので、その甘さを抑えるためにも量を重視してやらせなければならないときは来ます。
自分が大量の宿題を高校時代とかに出されて嫌だった思い出があったのでそういう目に生徒は合わせたくない、効率的に勉強をするべきだという考え方で授業をしていました。最終的にこのやり方で結果を出してくれるのですが、経過とかではやっぱりどうしても怠け癖・自分への甘えみたいなところも出てしまうことがあります。
ここが自分の方針の後悔でした。もう少し信頼関係を築いていたらそのような甘さに打ち勝ってやるべき時はしっかりとやるという行動をしてくれたのかもしれないと今になって思います。
自分語りが長くなって脱線してしまいました。
何を言いたかったかというと学歴なんか気にせず、とりあえずは全力でやってみては?ということです。
以上。