ミセリズム

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結局インターネットはまだまだテレビに勝っていないんだね


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お題「読書感想文」

 

この間図書館で「ウェブでメシを食うということ」(著:中川敦一郎)という本を借りてきました。

 

この本を読むときは最初からすべて読むというのではなく、黙示を見て気になったところをぱらぱらと読んでいきました。

 

そんな中でテレビについての話題があったのでそのことで自分が思っている感想などを書いていこうかなと思います。

 

 

結局影響力はテレビの方がネットよりも上

インターネットによって誰もが自分から発信してメディアを持つことができるようになったと少し錯覚していました。

ただ、今回紹介した本を読んで心の片隅にあった「インターネットの影響力はまだテレビより格下」ということに気づきました。気づいたというよりも自分の中で密かに思っていたことに説得力が加わったという方が近いかもしれません。

 

「影響力」って?

影響力についてはいろいろ考えがあります。

例えばある告発をしてそれが社会問題になったり、個人の呼びかけが大きな運動になったりするのも影響力だと思います。

フジテレビデモなんてネットとテレビという点ではまさにそんな感じでしょう。

 

ただ、自分が思っている影響力というのは数字と考えています。

そしてその数字の一つがブログなどの「ページビュー=PV」だと自分は思っています。

 

他にももっと影響力を表す数字と聞いて思い浮かぶものがあるかもしれませんがPVが今のところ一番大きな指標ではないでしょうか。

 

ページビューとテレビ

そもそもページビュー、つまりPVはインターネットありきの数字なのでテレビとは関係ない気がします。

ではなぜ自分がPVを指標にしたかというと今のところPVを稼ぐブログ・サイト・記事というのはテレビにまつわることだと思っているからです。

 

まとめサイト・ブログの転載が問題になっていた2011年らへんでは確かにまとめサイト等はインターネット上で話題になっていたことを取り扱っていました。

もっと詳しく言うと2chを中心とするネットコミュニティの話題が大半だったと記憶しています。

 

ただ、最近まとめサイトを見てみると芸能人・テレビ関係の記事が多いですし、ランキングでもそのような記事を取り扱っているサイト・ブログが上位です。

 

また、先ほど紹介した本にも書いてありましたが芸能人のブログは一日で1000万PVを超えるとのこと。

 

1000万PVですよっ、月間でも稼ぐのはほぼ不可能という数字です。

 

それをたった一日で・・・

 

PVを稼ぐというのはブロガーたちにとっていろいろな意味で大切なことです。

 

そして非常に難しいことなのですが芸能人はその知名度から「その人が書いた記事」というブランド性で圧倒的なまでのPVを稼ぎます。

でもこれはしょうがないですよね、いくら名も知れない個人が多くの時間をかけて書いた記事でも世間からしたら芸能人の書いた記事の方がよっぽど興味があるのですし。

 

PVというのはあればあるほど発信力を持ちますし、お金も動くものです。そういった意味でPVの多さというのはネットでの影響力として指標になると思っています。

 

ネットとテレビの主従関係

ここからは自分の考えるネットとテレビの関係ですが現在PVを稼ごうと思ったらテレビ・芸能関係の話題を使うのが一番手っ取り早いと思います。

 

この図式で行くとテレビの情報をもとにブログやサイトの記事が出来上がります。

 

つまり、テレビ→ブログ・サイトという流れによって情報の主従関係が出来上がっているのです。

 

要するに今のままでは(少なくとも日本では)まだテレビの方がネットよりも上でしょう。

 

インターネットの力

ただ、これだけで終わるというわけではないと思います。

テレビを見ていると「ネットでの声は」「twitterで話題の」なんて感じにインターネットでの情報や感想を輸入している場面も少なくありません。

 

要するにテレビが個人の発信している情報を使っているのです。

 

テレビの情報から出来上がる記事がありますがネットの情報も捨てたものじゃありません。

 

ただ、テレビの情報でできた記事はその内容のほぼすべてがテレビ・芸能にまつわることに対してネットの情報がテレビで紹介されたとしてもそれは番組のほんの一部分でしかないです。そのようなあたり、やはりまだ主従関係はあるのかなぁというのが個人的な感想です。

 

最後に

ここまで長々と書いて言いたいこともままならないのですが自分は別にネットがまだまだテレビに勝っていないことについて嫌だなぁとか芸能をまとめた記事は嫌いだとかそういう考えは全くないです。(普通にテレビに関する記事を書く予定があったりもしますし)

 

ただ純粋にネットの力はテレビに及んでいないことを振り返ったということを記事にしただけです。

 

それでもtwitter、instagramのようなアプリやyoutube発の知名度を誇るいくらかのyoutuberの存在とかが今後、テレビとネットの主従関係を少し変えることを期待してたりしているのも事実です。